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コールマン ツーバーナー414と413の違いとは?🔥 レギュラーガソリンも使えるのはどっち?

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アウトドアキャンプといえばコールマンのツーバーナーは定番中の定番!でも「413と414って何が違うの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は見た目は似ていても、燃料の互換性やメンテナンス方法に重要な違いがあるんです。

この記事では、コールマンのパワーハウスツーバーナー413Hと414の基本的な違いから、ジェネレーターなどの技術的な部分、パーツの互換性、使い方のコツまで徹底解説します。キャンプやアウトドア料理を楽しむ上で、あなたに最適なモデル選びの参考にしてください。

記事のポイント!

  1. 413Hと414の基本的な違い(燃料タイプ、タンクカラー、入手性など)
  2. ジェネレーターなど技術的構造の違いとその意味
  3. パーツの互換性とメンテナンスの注意点
  4. 実際の使用感や選び方のポイント

コールマン ツーバーナー414と413の基本的な違い

  1. 413Hはホワイトガソリン専用、414はレギュラーガソリンも使用可能
  2. タンクカラーはそれぞれ413Hが赤、414がシルバー
  3. 414は主にUSAモデルで日本では413Hが主流
  4. 点火方法は基本的に同じだが414には電子点火モデルも存在
  5. 価格や入手性は413Hの方が日本では優れている
  6. 見た目の違いはタンクカラー以外にもある細部の違い

413Hはホワイトガソリン専用、414はレギュラーガソリンも使用可能

コールマンのツーバーナー413Hと414の最も大きな違いは使用できる燃料にあります。413Hはホワイトガソリン専用モデルであるのに対し、414は「デュアルフューエル」モデルと呼ばれ、ホワイトガソリンに加えて非常時にはレギュラーガソリンも使用可能です。

資料によれば、414モデルはレギュラーガソリンの添加物に対応する特殊な構造を持っており、ジェネレーターの仕組みも413Hとは異なります。ただし、メーカーとしては414も基本的にはホワイトガソリンの使用を推奨しており、レギュラーガソリンは「緊急用」という位置づけのようです。

レギュラーガソリンは入手のしやすさという点では大きなメリットがありますが、添加物の多いガソリンを使用することで、内部にカーボンやタール状の物質が溜まりやすくなるというデメリットもあります。そのため、414でもできるだけホワイトガソリンを使用し、緊急時のみレギュラーガソリンを使うのが理想とされています。

ただし、実際の使用者のレビューを見ると、414でレギュラーガソリンを長期間使用している方もいるようです。その場合は定期的なメンテナンスが欠かせません。内部の汚れをこまめに掃除し、ジェネレーターなどの消耗品を適宜交換することで、長く使い続けることができるようです。

なお、413Hでレギュラーガソリンを使用する方もいるようですが、設計上は対応していないため、メンテナンス頻度が高くなり、故障リスクも増加するおそれがあります。メーカー保証外の使用方法になりますので、自己責任での判断が必要です。

タンクカラーはそれぞれ413Hが赤、414がシルバー

コールマン ツーバーナーの413Hと414を見分ける最も簡単な方法は、燃料タンクの色です。413Hは赤いタンク、414はシルバー(銀色)のタンクを採用しています。この色の違いは単なるデザインの違いではなく、使用燃料の違いを示すものでもあります。

コールマン製品では伝統的に、ホワイトガソリン専用のモデルは赤いタンク、レギュラーガソリン(アンレデッドガソリン)にも対応するモデルはシルバータンクという区別があります。そのため、遠目でも見分けやすい外観の違いとなっています。

タンクの色以外にも、細かな外観の違いがあります。例えば、限定モデルなどでは、ロゴの形状や表示方法に違いがあり、413Hの限定モデルでは442Aの人気カラーを復刻させたバージョンなども存在します。ただし、基本的な機能や性能に影響するのはタンクカラーではなく、内部構造の違いです。

中古市場では、シルバータンクの414を見かけたらレギュラーガソリン対応と判断できるため、燃料の選択肢を広げたい方には魅力的な選択肢となるでしょう。ただし、日本国内では414よりも413Hの方が主流であるため、パーツの入手性などを考慮する必要があります。

また、コレクターや本格派キャンパーの中には、タンクカラーの美しさや歴史的背景から特定のモデルを好む方もいます。使用面だけでなく、見た目の好みで選ぶのも一つの楽しみ方といえるでしょう。

414は主にUSAモデルで日本では413Hが主流

コールマン ツーバーナー414は主にアメリカで販売されているモデルで、日本国内では公式に販売されていません。一方、413Hは日本国内で正規に販売されている主力モデルです。このため、日本のアウトドアショップなどで購入できるのは基本的に413Hとなります。

414を入手するには、海外から個人輸入するか、オークションサイトなどの中古市場を利用するのが一般的です。2023年時点でも1995年製造の414が中古市場で流通しているケースが見られます。耐久性が高く、適切にメンテナンスされていれば、20年以上経過したモデルでも問題なく使用できることがコールマン製品の特徴です。

日本では413Hが主流であることから、パーツの入手性も413H用の方が圧倒的に優れています。修理や交換が必要になった際、413H用のパーツは日本のアウトドアショップでも入手できますが、414用の専用パーツは入手が難しい場合があります。

ただし、調査によれば、413Hと414で共通して使えるパーツも多く存在します。マニフォールド一式、燃料キャップ、チェックバルブ&エアーステム、ポンププランジャー一式、防風板クリップなどは共通で使用できます。一方、グレート(ごとく)、バーナーリングセット、ジェネレーター、燃料タンクなどは414専用のものを使う必要があります。

日本で414を使用する場合、一部パーツの入手が難しいことを考慮し、故障しやすい部分の予備パーツをあらかじめ確保しておくと安心です。特にジェネレーターは消耗品であり、レギュラーガソリンを使用する場合は交換頻度が高くなる可能性があります。

414は主にUSAモデルで日本では413Hが主流

点火方法は基本的に同じだが414には電子点火モデルも存在

基本的に、コールマン ツーバーナー413Hと414の標準モデルの点火方法は同じです。燃料バルブを開け、点火レバーを上向きにして外部の火(マッチやライターなど)で着火し、炎が安定したら点火レバーを下向きに戻すという操作が必要です。

しかし、414には「ELECTRONIC IGNITION」と呼ばれる電子点火装置付きのモデルも存在します。このモデルには本体左下に点火装置があり、レバーを右にひねるだけで点火できる機能が搭載されています。マッチやライターを用意する必要がなく、ガスレンジのような感覚で使用できる便利なモデルです。

電子点火モデルは、特に雨天時や風の強い日など、マッチやライターでの点火が難しい状況で威力を発揮します。また、火器の取り扱いに不慣れな方や、子供がいる家族キャンプなどでも安全性が向上します。

ただし、電子点火装置は内蔵電池を使用するため、電池切れになると機能しなくなります。そのため、バックアップとしてマッチやライターも携行しておくことが推奨されます。また、電子部品が追加されることで、故障のリスクが若干高まる点も考慮する必要があります。

なお、日本で販売されている413Hに電子点火装置が標準装備されているモデルは確認できませんでした。ただし、後付けで自作改造されている例も見られるようです。メーカー保証外の改造となりますので、自己責任での判断が必要です。

価格や入手性は413Hの方が日本では優れている

日本国内での価格や入手性を比較すると、413Hが圧倒的に有利です。413Hは日本のアウトドアショップやオンラインストアで新品を購入できますが、414は基本的に中古市場かアメリカからの個人輸入に限られます。

413Hの新品価格は2023年時点で2万円台半ばから3万円程度で販売されています。一方、414の中古価格はコンディションによって大きく異なりますが、良好な状態のものでも2万円前後で取引されていることが多いようです。ただし、限定モデルやコレクター価値の高いモデルはより高価になる傾向があります。

価格面だけを考えれば、中古の414は新品の413Hより安価に入手できる可能性があります。しかし、中古品の場合、過去の使用状況やメンテナンス履歴が不明なリスクがあります。特に内部のジェネレーターなどの状態は外観からは判断しづらく、購入後に修理が必要になるケースもあります。

また、413Hは日本のコールマン正規代理店によるアフターサービスや保証が受けられますが、414(特に個人輸入品)はそうしたサポートを受けられない場合が多いです。そのため、初心者や自分でのメンテナンスに不安がある方は、413Hを選ぶ方が無難でしょう。

パーツの入手性も413Hの方が格段に優れています。413H用のジェネレーターなどの消耗品は日本国内で簡単に入手できますが、414用の専用パーツは入手が難しい場合があります。長期間使用することを考えると、このパーツ入手性の違いは重要なポイントです。

見た目の違いはタンクカラー以外にもある細部の違い

コールマン ツーバーナー413Hと414の外観は、タンクカラー(413Hが赤、414がシルバー)が最も目立つ違いですが、細部を見るといくつかの違いがあります。

まず、ボディに貼られているステッカーやロゴの形状が異なります。414の中には、エンボス加工されたロゴマークの板が張り付けられているモデルもあります。また、限定モデルの場合は「LIMITED EDITION」などの表記があるケースもあります。

バーナー部の形状も若干異なる場合があります。特にジェネレーターの接続部分や、バーナーリングの構造に違いが見られます。414の方がレギュラーガソリン対応のため、バーナー周りの構造がより複雑になっている傾向があります。

また、414の中には点火装置付きの「ELECTRONIC IGNITION」モデルもあり、この場合は本体左下に点火レバーが追加されています。このレバーの有無も外観上の大きな違いとなります。

製造年によっても細かな違いがあり、同じモデル番号でも異なる年代のものでは、使用されている材質や部品の形状に違いがある場合があります。例えば、古いモデルでは真鍮製のパーツが多用されていますが、新しいモデルではコスト削減のため、一部がアルミニウムや樹脂に置き換えられているケースもあります。

これらの細部の違いは、実用面での大きな差にはつながりませんが、コレクターや愛好家にとっては重要な識別ポイントとなっています。特に限定モデルや希少なバージョンを探している方は、これらの細部にも注目する価値があるでしょう。

コールマン ツーバーナー414と413の技術的な違い

  1. ジェネレーターの構造が大きく異なる重要ポイント
  2. 414のジェネレーターはレギュラーガソリン対応のための特殊構造
  3. バーナーリングなどのパーツ互換性についての解説
  4. メンテナンス方法の違いと共通点
  5. 実際の燃焼性能や火力の違いについて
  6. レギュラーガソリン使用時の注意点とメリット
  7. まとめ:コールマン ツーバーナー414と413の違いと選び方のポイント

ジェネレーターの構造が大きく異なる重要ポイント

コールマン ツーバーナー414と413Hの最も重要な技術的違いは、ジェネレーターの構造にあります。ジェネレーターとは、液体燃料を気化させて燃焼させるための重要な部品で、ツーバーナーの心臓部と言えるものです。

413Hのジェネレーターは比較的シンプルな構造で、単巻きのスプリングワイヤーで整流する仕組みになっています。一方、414のジェネレーターは巻き数の違う2タイプのスプリングワイヤーで整流する複雑な構造を持っています。

見た目でも違いがあり、414のジェネレーターは先端部分が太くなっており、ノズル根元と先端にロックナットが装着されています。これは2種類のワイヤーを固定するための構造と考えられます。一方、413Hのジェネレーターはシンプルな細長いパイプ状になっています。

このジェネレーターの構造の違いは、使用できる燃料の違いに直結しています。414の複雑な構造は、レギュラーガソリンに含まれる添加物を処理するために設計されています。特にオクタン価の高いレギュラーガソリンの添加剤を除去する機能があると考えられています。

ジェネレーターは消耗品であり、特にレギュラーガソリンを使用する場合は摩耗や詰まりが生じやすくなります。414のジェネレーターはこうした問題に対応するため、より耐久性の高い設計になっていますが、それでも定期的なメンテナンスや交換が必要です。

このジェネレーターの違いが、413Hと414の最も本質的な違いであり、燃料の互換性や長期使用時の安定性に大きく影響しています。

414のジェネレーターはレギュラーガソリン対応のための特殊構造

414のジェネレーターがレギュラーガソリンに対応できる理由は、その特殊な内部構造にあります。レギュラーガソリンには様々な添加物が含まれており、これらがジェネレーターやバーナー部分に付着すると、詰まりや不完全燃焼の原因となります。

414のジェネレーターを分解すると、短い細かく巻いたコイルと荒く巻いたコイルの2種類のスプリングワイヤーが内部に入っています。これに対し、413Hのジェネレーターには1種類の細巻きコイルしか入っていません。この構造の違いが、レギュラーガソリンの添加物対策になっていると考えられます。

2種類のコイルの役割については、巻き方の異なるコイルを通過する際に燃料の流れ方や気化のパターンが変わり、添加物の分離や燃焼効率の向上に寄与していると推測されます。また、ノズル付近の真鍮のフィン状のパーツも、バーナーの炎の熱を利用して温度を上げ、気化を促進したり、添加物の燃焼を助けたりする役割があると考えられます。

これらの特殊構造により、414はレギュラーガソリンを使用しても比較的安定した燃焼性能を維持できます。ただし、メーカーは414でも基本的にはホワイトガソリンの使用を推奨しており、レギュラーガソリンは「非常用」「緊急時」のための選択肢として位置づけています。

長期間レギュラーガソリンを使用する場合は、通常より頻繁にジェネレーターの掃除や交換を行う必要があります。カーボンやタールの蓄積による性能低下を防ぐためには、使用後にタンクから燃料を抜いて保管するなどの対策も重要です。

バーナーリングなどのパーツ互換性についての解説

コールマン ツーバーナー413Hと414のパーツ互換性については、共通して使えるものと、モデル専用のものがあります。キャンプや長期使用を考えている方にとって、どのパーツが互換性を持ち、どのパーツが専用なのかを知ることは重要です。

共通して使用できる主なパーツには、マニフォールド一式、燃料キャップ、チェックバルブ&エアーステム、ポンププランジャ一式、防風板クリップなどがあります。これらは413Hと414で同じ品番のパーツが使用されており、互換性があります。

一方、モデル専用のパーツとしては、グレート(ごとく)、マスターバーナーリングセット、サブバーナーリングセット、ジェネレーター、燃料タンクなどがあります。特にジェネレーターは構造が大きく異なるため、414用のジェネレーターは413Hには使用できず、その逆も同様です。

バーナーリングについては、マスターバーナー用とサブバーナー用でそれぞれ専用パーツが存在します。ただし、413シリーズと414シリーズで共通している部分もあり、例えば414のサブバーナーリングセットの品番は413D3461となっており、413系と互換性がある可能性があります。

パーツの品番については、USのサイトで記載されている414のマニュアルと、日本で販売されているパーツで品番が異なる場合があります。例えば、古い品番で探しても見つからないパーツが、新しい品番では販売されていることがあります。このため、パーツ交換の際は最新の情報を確認することが重要です。

バーナー部周辺のパーツについては、マスターバーナーとサブバーナーのパーツが多くのコールマンツーバーナーで共通しており、ディスクの同梱枚数や種類の組み合わせで品番が異なっているケースもあります。そのため、必要なディスクを必要な枚数さえ確保できれば、品番はあまり気にしなくても良い場合もあります。

バーナーリングなどのパーツ互換性についての解説

メンテナンス方法の違いと共通点

コールマン ツーバーナー413Hと414のメンテナンス方法には、共通点も多いですが、使用燃料の違いによるメンテナンス頻度や注意点の違いもあります。適切なメンテナンスは、長く安全に使用するための重要なポイントです。

共通するメンテナンス項目としては、ポンプカップの交換、燃料バルブのグラファイトパッキン交換、バーナーリングの清掃・交換などがあります。これらは使用頻度や経年劣化によって定期的に必要になるメンテナンスです。特にポンプカップは使用していくうちに縮んでくるため、ポンピングが固くなってきたら交換時期のサインと考えられます。

414と413Hのメンテナンス方法の違いは、主にジェネレーターの扱いに現れます。414でレギュラーガソリンを使用する場合、ジェネレーター内部にカーボンやタールが溜まりやすいため、より頻繁に掃除や交換が必要になります。ジェネレーターの掃除には、パーツクリーナーや真鍮ブラシを使用し、内部のコイルも丁寧に清掃する必要があります。

また、414では使用後に燃料タンクから燃料を抜いておくことが特に重要です。レギュラーガソリンを長期間タンク内に残しておくと、添加物が分離・沈殿してタンク内部を汚す可能性があります。413Hでもホワイトガソリンを長期保管する場合は同様の注意が必要ですが、添加物の少ないホワイトガソリンの方が比較的問題は少ないです。

ポンプカップの交換は比較的簡単なメンテナンスで、プライヤーでプラスチックの出っ張りのロックを外し、ロッドを引き抜いて、プッシュオンナットを外し、ゴム製のポンプカップを交換するだけです。交換後はリュブリカントオイルを注入して完了します。

バーナー部の清掃も重要で、特に調理中の煮こぼれなどで汚れやすいバーナーリングは定期的な清掃が推奨されます。サビや汚れが酷くなると燃焼効率が下がるため、真鍮ブラシなどでこすり落とすか、状態が悪い場合は交換するとよいでしょう。

実際の燃焼性能や火力の違いについて

コールマン ツーバーナー413Hと414の燃焼性能や火力については、基本設計が似ているため大きな違いはないと考えられています。どちらも同じバーナー構造を採用しており、適切なメンテナンス状態であれば、ほぼ同等の火力を発揮できます。

ただし、使用する燃料によって燃焼特性に若干の違いが生じる可能性があります。414でレギュラーガソリンを使用した場合、ホワイトガソリンに比べて若干火力が弱くなることがあります。これはレギュラーガソリンの添加物が完全に燃焼しないことや、ジェネレーターへの負担が大きくなることが影響していると考えられます。

また、使用初期の点火特性にも違いがあります。どちらのモデルも点火時には赤い炎が出ますが、安定するまでの時間や安定性に若干の違いがあります。414の電子点火モデルは点火が簡単で安定しやすい傾向がありますが「Electronic Ignition」タイプでない通常の414と413Hの間では大きな違いはありません。

長時間使用した場合の安定性については、413Hはホワイトガソリン専用設計のため安定した性能を発揮しやすいです。一方、414でレギュラーガソリンを使用した場合、使用時間が長くなるとジェネレーターの温度上昇によって燃料の気化特性が変わり、火力が不安定になることがあります。

燃焼時の音や炎の色にも微妙な違いがあることがあります。ホワイトガソリンは添加物が少ないため、比較的クリーンな青い炎を出しやすいですが、レギュラーガソリンは添加物の影響で若干色合いや燃焼音が異なる場合があります。

総じて言えば、通常の調理用途において、413Hと414の火力や燃焼性能の違いは実用上ほとんど問題にならないレベルです。むしろ、メンテナンス状態や使用年数による個体差の方が大きく影響します。

レギュラーガソリン使用時の注意点とメリット

414でレギュラーガソリンを使用する際の最大のメリットは、入手のしやすさと経済性です。ホワイトガソリンは専門店でしか手に入らず、値段も高めですが、レギュラーガソリンは全国どこのガソリンスタンドでも入手でき、価格も比較的安価です。

特に長期のキャンプや災害時など、ホワイトガソリンの補給が難しい状況では、レギュラーガソリンが使える414は大きなアドバンテージを持ちます。車で移動するキャンプなら、車の燃料と共用できるため、別途燃料を持ち運ぶ必要もありません。

また、家庭での使用においても、月に3~4Lほどのガソリンで済むため、光熱費は月に500~600円程度と経済的です。特にプロパンガスと比較すると大幅にコストダウンできる可能性があります。

一方で、レギュラーガソリン使用時の注意点も押さえておく必要があります。まず、レギュラーガソリンは非常に引火性が高く危険なため、給油や取り扱いには細心の注意が必要です。家の中ではなく、換気の良い屋外で燃料タンクへの給油を行い、火気は厳禁です。

また、レギュラーガソリンを使用するとジェネレーターなどの内部パーツの劣化が早まるため、メンテナンス頻度が高くなります。使用後はタンク内の燃料を抜き、ジェネレーターを定期的に清掃することが推奨されます。

燃焼特性の面では、レギュラーガソリンはホワイトガソリンに比べて若干不安定な面があります。点火初期の炎が安定するまでに時間がかかったり、長時間使用時に火力が変動したりすることがあります。

なお、414はレギュラーガソリン対応のデュアルフューエルモデルですが、メーカーとしては基本的にはホワイトガソリンの使用を推奨しており、レギュラーガソリンは「非常用」「緊急時」の位置づけとしています。日常的にレギュラーガソリンを使用する場合は、このリスクを理解した上で自己責任での判断が必要です。

まとめ:コールマン ツーバーナー414と413の違いと選び方のポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 413Hはホワイトガソリン専用、414はホワイトガソリンに加えてレギュラーガソリンも使用可能
  2. タンクカラーは413Hが赤、414がシルバーで識別しやすい
  3. 414は主にUSAモデルで日本では入手しづらく、413Hが日本国内の主流モデル
  4. 最大の技術的違いはジェネレーター構造で、414は2種類のコイルを使用した特殊構造
  5. パーツの互換性はあるものとないものがあり、特にジェネレーターは専用品が必要
  6. 414でレギュラーガソリンを使うメリットは入手性と経済性だが、メンテナンス頻度が増加
  7. 414には電子点火モデルもあり、マッチやライターなしで点火できる便利な機能を搭載
  8. 基本的な火力や性能は両モデルでほぼ同等だが、燃料によって微妙な違いがある
  9. 日本国内でのパーツ入手性は413Hが圧倒的に優れている
  10. 初心者や自分でメンテナンスする自信がない人は413Hがおすすめ
  11. コレクターや本格派キャンパーには414の希少性や機能面の優位性が魅力的
  12. 両モデルとも適切なメンテナンスで数十年使用可能な耐久性を持っている