
モーニンググローリーのインナーテントと代用品について
モーニンググローリー純正インナーテントの特徴は全面が網状ではない
モーニンググローリーTC用の純正インナーテントは、サバティカルから販売されていますが、メッシュ部分が少なく風通しが良くないと感じるキャンパーもいます。独自調査の結果、純正品よりも通気性の良い代替品を求める声が多いことがわかりました。特に夏場のデュオキャンプなどでは、虫対策をしながらも風通しが良いインナーテントが求められています。
純正インナーテントの特徴としては、サイドの吊り下げ部分がモーニンググローリーのセンターポールの形状に合わせて設計されているため、フィット感が良いという利点があります。しかし、メッシュ部分が限られているため、夏場の蒸し暑さが気になるユーザーも少なくありません。また、サバティカルの純正インナーテントのボトム(底面)は5角形の形状をしており、特徴的な設計となっています。
インナーテントが必要な理由は虫対策と結露対策
モーニンググローリーTCでキャンプをする際、インナーテントが必要な理由は主に2つあります。まず第一に、夏場の虫対策です。モーニンググローリーTCは前面にメッシュスクリーンが付いていますが、それだけでは不十分な場合も多く、特に虫が苦手な方にとってはインナーテントは必須アイテムとなります。
第二に、結露対策です。テント内側に結露した水滴がインナーテントがないと就寝中に落ちてくる可能性があります。特に全面メッシュタイプのインナーテントでは、テント内側の結露がインナー内に落ちてくることがあるため注意が必要です。しかし、この点は純正インナーテントでもある程度起こり得る現象であり、テントの通気性との兼ね合いになります。
また、寒い季節には、インナーテントが一種の断熱層として機能し、テント内の暖かさを保つ効果もあります。特にカンガルースタイル(後述)では、暖房効果を高める役割も果たします。
テントファクトリーのインナーメッシュテントがシンデレラフィット
モーニンググローリーTCの代用インナーテントとして、テントファクトリーのHi-TC ワンポールテント用インナーメッシュテントがシンデレラフィットすると言われています。このインナーテントは全面メッシュで通気性抜群というメリットがあります。
テントファクトリーのボトムは台形であり、サバティカルのボトムは5角形と形状は微妙に異なりますが、実用上は問題なく使用できるという声が多いです。価格面でも純正品よりもリーズナブルな点が魅力です。ただし、ポールにかけるフックの長さが足りないことがあるため、自前のストレッチコードで延長する必要がある場合もあります。
実際の設営は、天井高が低く見えますが中央部分は2mあるため余裕で立てるようです。四隅のフックはモーニンググローリー内のDリングに掛けることができるので、比較的簡単に設置できます。

代用インナーテントを選ぶ際のポイントは素材とサイズ感
モーニンググローリーTCの代用インナーテントを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと失敗が少なくなります。まず重要なのは素材で、全面メッシュタイプは通気性が良く夏場に最適です。ただし、結露した水滴が内部に落ちやすいというデメリットもあります。
次にサイズ感です。モーニンググローリーTCは比較的広いテントですが、インナーテントのサイズによってはコットの配置に制限が出る場合があります。テントファクトリーの製品ではコットを縦に入れるとギリギリという声もあり、純正品よりも狭く感じる可能性があります。
出入口の構造も重要なポイントです。純正インナーテントはポールの左右で別々に開く構造になっていますが、テントファクトリーなどの代用品では片側しか開かないものもあるので、使い勝手を考慮して選ぶことが大切です。
純正品と代用品の価格差は数千円から1万円程度
モーニンググローリーTCの純正インナーテントと代用品の価格差は、製品によって異なりますが、一般的に数千円から1万円程度の差があります。純正品は専用設計されているため高価になる傾向がありますが、フィット感や耐久性などのメリットもあります。
代用品としては、テントファクトリーのHi-TC ワンポールテント用インナーメッシュテントが人気ですが、このほかにもDODのフカヅメカンガルーテントSなど、いくつかの選択肢があります。価格だけでなく、設置の簡便さや使用感、メッシュの割合なども考慮して選ぶことが重要です。
また、純正品は在庫切れになることも多く、すぐに手に入れたい場合は代用品を選ぶ方が良い場合もあります。コスト面だけでなく、入手しやすさも選択のポイントになります。
デュオキャンプでのインナーテント設置は簡単に可能
モーニンググローリーTCはデュオキャンプ(2人用)向けのテントとしても人気があり、インナーテントを設置してもゆとりのあるスペースを確保できます。独自調査によると、インナーテント内にコットを2台置いても余裕があり、快適に過ごせるという声が多いです。
設営の手順としては、まずテント本体を設置し、次にインナーテントをポールに取り付けるという流れになります。純正品ではポールのDリングに直接掛けられる設計になっていますが、代用品では延長コードが必要な場合もあります。四隅はテント内のDリングに掛けることで固定できます。
また、グランドシートとの組み合わせも重要で、特に雨の多い時期には防水性を高めるためにインナーテント専用のグランドシートを用意することをおすすめします。実際に雨天時にインナーテント下まで浸水した例もあり、グランドシートの重要性が窺えます。

モーニンググローリーインナーテントの代用方法とメリット
DODフカヅメカンガルーテントSが代用として人気の理由
DODのフカヅメカンガルーテントSは、モーニンググローリーTCのインナーテント代用として人気を集めています。その理由は、設営の簡単さと快適さにあります。独自調査によると、インスタグラムなどのSNSでもモーニンググローリーTCと組み合わせて使用しているユーザーが多く見られます。
フカヅメカンガルーテントSはワンタッチで設営でき、全体がメッシュ素材で覆われているため通気性に優れています。また、名前の通り「カンガルースタイル」で使うことを前提に設計されているため、モーニンググローリーTCの内部に設置しやすく、相性が良いとされています。
価格面でも純正インナーテントと比較して手頃な点も魅力です。さらに、ポリコットン素材が使用されており、質感も良いという声が多いです。唯一のデメリットとしては、重量が若干重めな点が挙げられますが、モーニンググローリーTC本体が14kgあることを考えると、それほど問題にはならないでしょう。
カンガルースタイルのメリットは暖房効果と設営の簡単さ
カンガルースタイルとは、大型のテントやシェルター内に小型のテントを設置するスタイルのことで、親子のカンガルーのような形態からその名がついています。このスタイルの最大のメリットは暖房効果の高さです。独自調査の結果、モーニンググローリーTCでカンガルースタイルを取り入れる人が増えていることがわかりました。
リビングと寝室が一体化した空間では、1つの暖房器具で効率よく暖められるため、特に寒い季節に効果を発揮します。別々のスペースだと、就寝前に寝室用テントを暖めなければならず、コストパフォーマンスが悪くなりがちです。
また、設営の簡単さもカンガルースタイルの魅力です。モーニンググローリーTCは比較的設営が簡単なテントですが、その中に簡易的なワンタッチテントやポップアップテントを設置することで、全体の設営時間を短縮できます。これにより、キャンプ場での貴重な時間を有効に使えるようになります。
インナーテント配置の自由度はカンガルースタイルの大きなメリット
カンガルースタイルの最大のメリットの一つは、テント内のレイアウトを自由に変えられる点です。純正のインナーテントだと設営する場所は固定されてしまいますが、カンガルースタイルであれば寝室の位置を自由に設置できるので、リビングスペースのレイアウトの幅が広がります。
例えば、テント内での動線を考えてインナーテントを寄せて配置したり、荷物の量に応じて寝室のスペースを調整したりできます。寝室テントの置き方を工夫することでデットスペースを少なくし、効率よくテント内のスペースを使えるのも大きなポイントです。
ただし、デメリットとしては2つのテントを持っていく必要があるため、積載量が増えることが挙げられます。人によって積載(オートキャンプ前提)量も変わってくるので、チョイスしたシェルター(親)とテント(子)によってはスペースを取られることもあります。場合によっては、これまで持っていけていたキャンプギアを諦めないといけない場合も出てくるかもしれません。

全面メッシュタイプは通気性抜群で夏に最適
モーニンググローリーTCのインナーテント代用として人気の高い全面メッシュタイプは、特に夏場のキャンプで真価を発揮します。独自調査によると、純正インナーテントはメッシュ部分が少なく、風通しが悪いと感じるユーザーが少なくありません。その点、テントファクトリーのHi-TCワンポールテント用インナーメッシュテントなどの全面メッシュタイプは通気性に優れ、蒸し暑い夏のキャンプも快適に過ごせます。
全面メッシュタイプのメリットは通気性だけではありません。テント内の景色を楽しめる開放感もあります。特に星空を眺めながら就寝したい場合など、メッシュ越しに外の景色を楽しむことができます。
ただし、デメリットとしてはテント内側に結露した水滴がインナー内に落ちてくる可能性があることです。これは全面メッシュの構造上、避けられない問題ですが、寝袋やコットにタオルをかけるなどの対策で軽減できます。また、防寒性は純正インナーテントよりも劣るため、寒い季節には別の対策(暖房器具や厚手の寝袋など)が必要になることもあります。
グランドシートとの組み合わせで完全防水が実現可能
モーニンググローリーTCで快適にキャンプするためには、インナーテントだけでなくグランドシートの選択も重要です。独自調査の結果、雨の多い時期や湿った地面でのキャンプでは、適切なグランドシートがあるかどうかで体験が大きく変わることがわかりました。
モーニンググローリーTCには専用のグランドシートがないため、サイズや形状を考慮して選ぶ必要があります。形状としては、ポールを中心に向かう半分がインナーになり、インナーの下部に敷くとつぶれたような台形の形状のシートが必要です。全室まで敷くと約6角形になりますが、変形しているため既製品ではぴったりのサイズを見つけるのが難しいかもしれません。
市販のグランドシートとしては、iBeamedのお座敷グランドシート(6角形、約380cm×330cm)やHIKEMANのグランドシート(8角形、Lサイズ385cm×350cm)などが比較的モーニンググローリーTCに合うとされています。また、「きたじょう工房」ではモーニンググローリーTC専用のオリジナルグランドシートも制作されており、完全にフィットするものを求めるなら検討する価値があります。
サイズ選びはコットの配置も考慮すべき
モーニンググローリーTCのインナーテントを選ぶ際には、コットなどの寝具の配置も重要な考慮点です。独自調査によると、テントファクトリーのインナーテントではコットを縦に入れるとギリギリという声があります。2台であれば余裕があるものの、レイアウトに制限が出る可能性があります。
快適に過ごすためには、インナーテントのサイズと形状、そして使用する寝具のサイズを事前に確認しておくことが大切です。特にコットを使用する場合は、インナーテント内での配置方法をシミュレーションしておくと良いでしょう。場合によっては、頭側を側面に沿わせて斜めに配置するなどの工夫も必要になるかもしれません。
また、インナーテントの床面積だけでなく、高さも重要なポイントです。モーニンググローリーTCは中央部分が2mあり立つことができますが、代用インナーテントによっては高さが不足する場合もあります。特に着替えなどの動作を考慮すると、適切な高さがあるかどうかも確認しておくべきでしょう。

まとめ:モーニンググローリーインナーテントの代用品選びのポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- モーニンググローリーTC純正インナーテントはメッシュ部分が少なく、風通しが良くないと感じるユーザーもいる
- テントファクトリーのHi-TCワンポールテント用インナーメッシュテントは全面メッシュで通気性抜群
- DODのフカヅメカンガルーテントSも代用インナーテントとして人気が高い
- カンガルースタイル(大型テント内に小型テントを設置)には暖房効果とレイアウトの自由度というメリットがある
- インナーテント選びでは素材(メッシュ割合)、サイズ感、出入口の構造がポイント
- 純正品と代用品の価格差は数千円から1万円程度
- 全面メッシュタイプは夏に最適だが、テント内の結露が落ちてくる可能性がある
- グランドシートとの組み合わせで防水性を高めることが重要
- インナーテントのサイズはコットなど寝具の配置も考慮して選ぶべき
- 設営の簡便さも重要な選択ポイント
- モーニンググローリーTCは中央部分が2mあるため、インナーテントも適切な高さがあるか確認すべき
- きたじょう工房ではモーニンググローリーTC専用のグランドシートも製作されている